幼稚園の頃から母の料理を手伝う中で『作ること』に興味が湧き、小学校に上がる頃には４歳離れた姉と一緒にお菓子作りに挑戦し、週末のたびにクッキーなどの焼き菓子を家族に作り「美味しい」と言ってもらえる喜びにハマりました。

学生時代、アルバイトで貯めたお金でオーブンを購入したり、お気に入りの食器を購入したり、ホームパーティを開いて友人たちに振舞ったりする、今思えば少しだけ変わった高校生でした。

進学校へ入っていたにもかかわらず、アルバイト経験から『飲食の道へ進む！』と決めた私は、勉強にも目もくれず、食の道へ突き進み、
念願だった飲食店へ就職すると、アルバイト時代とは違う社員としての仕事に心身共に疲弊し、ドクターストップがかかり、人生の挫折を味わいました。

その後、友人の誘いでリクルート系の編集会社に入社。

『食』とは全く違う道かと思いきや『作る物』が情報誌だったため、新しいお店や観光地の食の情報提供をする雑誌を 【クリエイティブする】というところでは、食との共 通点も感じ、充実して勤務させていただきました。

またその会社では上司に恵まれ、自分で考え実行するPDCAや、メンバーとの連携、生産性など経営の軸となることを学びました。

2000年に自宅でのパン教室の運営から始まり、その後 2010年には事務所兼教室をマンションの1室を借りスタ ッフを育成し、講師業もスタートさせ、
2015年には飲食店へのパン卸業を開始し、レシピ提供 や飲食店フードコンサルも経験しました。

2020年のコロナ禍では、いち早くzoomでのオンラインレッ スンを取り入れ『理論で学ぶパン作り』をテーマにBOM ®協会を発足。
2023年には製造から生まれたオリジナル製法の『ふわもちパン』のメゾットを考案しました。

協会運営では、胃が痛くなるような、涙なしでは語れない思いもたくさん経験したが、現在は平和にBOM®も５年目を迎えることができました。

また、オリジナル製法の“ふわもちパン”が生まれてからは『だれでも簡単に』『売れるほどの美味しさ』を間違いなく作れるようになり、そんな“パンを仕事にするみんなの居場所”を、これからも守り続けていきたいと考えています。