パン生地に塗る卵「ドリュール」とは?

パン生地を焼く前に、刷毛で卵液を塗ることがありますよね♪


あれって何のためなの?


塗ることでパンにどんな利点があるのでしょうか。


今回はドリュール(=塗り卵)についてのお話です♡


塗り卵(=ドリュール)の効果とは?

ドリュールを塗るのには二つの効果があります。


ひとつは、 表面の焼き色が良くなる  こと。


卵黄に含まれる色素のおかげで、焼き上がると黄金色になるんです。


黄金色のパン、美味しそうですよね♡


もうひとつは、 表面に艶が出る  こと。


卵白の成分であるタンパク質が加熱されて膜を張った状態になります。


その膜のおかげで、ぴかっと艶が出るのです。


艶のあるパンは見栄えが良いですよね。


つまり、視覚的に美味しく見えるようにお化粧してあげるんです♡


ドリュールを塗ることで味が特段美味しくなるとか、よく膨らむとか、そういった機能的な効果があるわけではないんです。


お料理って味はもちろんですが、食欲をそそる見た目もこだわりたいですよね♡


ドリュールは卵じゃないとだめ?

一般的にそうは言うけど、私はピカピカしすぎなのは好きじゃありません。


どちらかと言うとマットな感じの表面が好み♡


見た目だけではなく、ドリュールを塗ると表面が硬くなるのがちょっと。。。とか、焼く時に何となく卵の匂いが気になるという方も。


そんな場合は、卵でなくてもいいんです!


だってパン自体の味や膨らみに影響するものではないからね♪


私が好きなのは牛乳♡


牛乳を塗ると卵液のようなテカテカピカピカの艶ではなく、マットな優しい照りが出ます。


すっぴん風メイクって感じですかね♪


人にプレゼントしたり、SNSにアップする等、“映え”重視の時は卵、家族で食べる時は牛乳、等と使い分けても良いかもしれませんね♡


また、卵を使ったドリュールを準備する時は、水や牛乳などで薄めて使うと薄くスムーズに塗ることができます。


卵の濃度が濃すぎると、テカテカしすぎたり焦げやすかったり、表面が硬くなってしまうので気を付けましょう♪


最後まで読んでいただき、ありがとうございます♡


ではまた次のコラムで♪


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この記事を書いた先生

Bread Own Meister


Nagisa 先生

手ごねパン教室coron、講師のNagisaです♩
オンラインレッスンをメインに活動中♪
理論に基づいた考察とイラストで、楽しくわかりやすい説明を♡
電気オーブンでも美味しく焼けるようサポートします♪

LESSON:あこ酵母 / 白神こだま酵母 / イースト